コラム

窒素ガスを食品やお米に使うとどうなる?酸化させないメリットやフードロスやSDGsにも有効な活用方法を紹介!

こんにちわ、新潟産こしひかりHIBARIの都木です。
今回はわたしたちにとって身近に存在している窒素ガスの説明と、お米への活用方法やメリットついてご紹介します。

窒素とは?

空気の約78%を占める無色無味無臭の不燃性のガス

窒素(N2)とは無色・無味・無臭の不燃性のガスで、空気の約78%を占めています。また、DNAやたんぱく質の元となるアミノ酸の原料になるなど、私たちが生きていく上で欠かせないものです。
ガスというと引火性や刺激臭をイメージしがちですが、まずは安全なものであることがわかっていただけかと思います。

窒素ガスはどんなことに活用されてるの?

私たちの身近にある窒素は、食品をはじめ工業的にもさまざまな用途に広く使用されています。

食品容器から酸素を取り除く「窒素充填」

食品の味や風味の劣化の原因のひとつに、酸素による酸化があります。たとえ容器を開栓しなくても、製造時に容器内に微量に存在する酸素によっても起こります。
窒素充填とは食品を袋や容器に詰める際に、容器内の空気を窒素ガスで置きかえて酸素を取り除く製法で、ポテトチップスやドリンクにも使われている、非常にメジャーで効果の高い方法のひとつです。

ポテトチップスは空気に触れていると時間の経過とともに油が酸化し、本来の風味やおいしさが損なわれてしまいます。窒素を入れてふくらませることにより酸化を防ぎ、袋内のお菓子をこわれにくくしています。

タイヤの空気

タイヤには空気を入れることが多いですが、窒素は空気と比べ3倍もタイヤのゴムを透過しづらく、タイヤの空気圧が低下しにくいという特性をもっています。
1ヶ月に1回ほどのタイヤ空気圧点検が、3-6ヶ月に1回で済むのは嬉しいですね!

植物の肥料

植物が元気に育つかどうかは、土壌にどれほどの窒素が含まれているかによって左右されます。窒素はたんぱく質の元となる元素のため、不足すると葉や茎の成長が鈍くなります。

しかしながら、窒素肥料を与えすぎるのは逆効果です。窒素が過剰になると葉に栄養が行きすぎてしまい、葉ばかりが大きく育ち花や実のつきが悪くなります。さらには、化学肥料由来の硝酸態窒素は土壌に吸着されにくい特徴を持つため、地下水から海へ流れ込み赤潮の原因でもある富栄養化やマイクロプラスチックなど、さまざまな問題を引き起こしています。
新潟産こしひかりHIBARIの サーファーズセレクト では、化学肥料から海の有機肥料へのシフトをコンセプトにしたお米をセレクトしています。興味があればぜひご覧になってくださいね。

サーファーズセレクト

窒素ガスをお米に使う方法とメリットは?

ここまで窒素のさまざまな活用方法をご紹介しましたが、実際にお米にどうやって活用するのでしょうか?メリットとともにご紹介します。

窒素充填包装で酸素を取り除く

お米を袋に詰めるタイミングで、一袋ずつ空気を抜きながら特殊な充填機が酸素を取り除く窒素充填をおこないます。
もし袋内に酸素が残っていると酸化がはじまってしまうため、機械で正確に実施していきます。

精米日から時間が経ってもおいしい

通常のお米であれば、未開封だとしても食味の観点から精米日から1カ月程度を目安に食べきることをおすすめしています。
窒素充填をおこなったお米であれば3ヶ月は精米したての風味をキープし、6ヶ月ほどでも十分なおいしさを保つことができます。

酸化は腐敗などと異なり、体に悪いということはありませんが、風味が若干落ちる場合があります。皮をむいたりんごの色が茶色くなってしまうのも酸化によるものです。
おいしそうなお米を購入できたら、せっかくなら出来るだけおいしい状態のものを食べたいですよね。

おいしいまま保管できる期間が長くなり、フードロスを防止できる

お米に賞味期限がないことを知っていますか?
実は、お米は生鮮食品=「生もの」扱いとなり、精米してから空気に触れることで徐々に風味が落ちるもの。そのため、お米には賞味期限や消費期限は設けられていないのです。

精米日から1ヶ月経たないうちに回収してしまうスーパーや企業が多く見られますが、窒素充填をおこなえば精米日から6ヶ月ほどでも十分なおいしさを保つことができ、フードロス防止やSDGsの観点からも非常にメリットがあります。

窒素ガスをお米に使うデメリットは?

窒素充填されたお米は、一般的な窒素充填されていないお米に比べて高くなってしまいがちです。そのいちばんの理由は充填する機械が特殊で高額なためです。
しかし、これからの社会で持続可能な消費や生産をおこなっていくには大きな可能性のある方法のひとつではないでしょうか?

窒素ガスが充填されたお米なら、ファーマーズセレクトがおすすめ!

窒素をお米の袋に充填することで、お米を酸化させずに美味しいまま保管でき、フードロス防止にもつながることがわかっていただけたかと思います。
新潟産こしひかりHIBARIの ファーマーズセレクト では、窒素充填のお米を販売しています。ぜひ酸化しないお米の味を楽しんでみてください。

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