HIBARIのデザイン小話 -米袋編-

こんにちは、新潟産こしひかりHIBARIの都木です。
魚沼エリアの新米収穫も終わり、そろそろファーマーズセレクトシリーズも新米の季節が訪れようとしています。この時期は去年までのお米を一斉に切り替えるのはもちろん、今年のお米の特徴やストーリーをみなさまにお伝えするための準備でバタバタしています。

過去の資料・資材を改めて見直すことも多い時期ですが、HIBARIを構成する大きな要素のひとつでもある米袋のデザインについてきちんとお伝えできていなかったことにふと気づきました。
今回はHIBARIのお米を食べていただいている方にはお馴染み、はじめての方には驚かれることも多い米袋のデザインについてご紹介します。

ベストオブスタンダード5kg袋

現在は5kg袋と450g袋の2形状で合計5種類のデザインがあり、それぞれ産地やシリーズによって中身が異なります。
過去には米袋も5kg専用や900g・300gなど多くのバリエーションがありましたが、みなさまの声や販売状況を鑑みて、現在はこの5種類に落ち着いています。

新潟産こしひかり
魚沼産こしひかり

まずはHIBARIの定番こしひかり、新潟産と魚沼産の5kgサイズ袋からご紹介します。新潟産はブラウンがかったバーガンディー、魚沼産はブラックと産地ごとに色分けにされています。
「食べる前からワクワクする」「部屋に置いても生活感がない」など、嬉しい声をいただいているHIBARIのベストオブスタンダードです。

通常スーパーで売られているような光沢のある素材で単色でベタ塗りしてしまうと、どんな大人な色味を使ってもプラスチックというか大衆感が強調されてしまいますが、質感のあるクラフト紙に印刷することでマットで上品な表情に仕上がります。
もちろんお米に触れる内側はバリア性のある素材を使用しているので、品質管理もバッチリです。

ひらがなで書かれた「ひばり」の文字は創業者の幼い愛娘が手書きで描いたものをトレースしてデザインに落とし込んでいます。海外のメゾンブランドやワイン・コーヒーなど嗜好品をはじめとしたパッケージ好きなHIBARIのクリエイティブチームが日本のお米ブランドであることをきちんと思い出させれくれる大切な要素の一つです。

ぐるりと囲まれた「THE ULTIMATE OR NOTHING」のキャッチコピーは、あえて訳すなら「最高までこだわらなければ意味がない」といったところでしょうか。
ただお米を売るだけではなく、伝え方・見せ方などすべてにこだわるHIBARIを象徴するフレーズです。

450g食べきりサイズ

2021年からスタートした450g(3合)シリーズは全3種類のデザインがあります。いずれもハンディサイズの袋に合わせて5kgサイズよりデザイン性を強調したものとなっています。

ファーマーズセレクト

2021年からスタートしたファーマーズセレクト・サーファーズセレクトでは、環境に配慮した農法で育てられたお米を農家ごとにノンブレンドでお届けしています。ひとりの農家のお米を食べ比べてストーリーを感じていただくために、450g(3合)ずつ小分けにした新しい形のサブスクサービスです。

ファーマーズセレクトの米袋には環境に配慮した農家ひとりひとりの「とびきり美味しくて大切なもの」が入っている、そんなストーリーを軸にして、宝石が乱反射するメゾンブランドのクラッチバッグをイメージしてデザインされています。
ただ機能的に450gのお米が届くだけではなく、オレンジのボックスを開けた瞬間のワクワク感にこだわった自信作です。

サーファーズセレクト

同じくファーマーズセレクトシリーズから海のリサイクル有機肥料を使ったサーファーズセレクトシリーズ。発起人であるプロサーファー大橋海人氏のシグネチャーカラーであるイエローと彼がサーフィンをしているモノクロ写真を組み合わせて、海を愛するサーファーへ向けた環境配慮シリーズとして彼のファンのみならず多くの人々からご好評いただいています。

このイエローカラーはPANTONEなどの色指示だけでは印刷素地との相性でいまひとつ発色せず、印刷工場と何度もやりとりを重ねて表現できた思い出深いデザインです。

お試し用450gサイズ袋

最後に紹介するのは少しレアな Yahoo!ショッピング店や楽天市場店でHIBARIのお試しサイズなどに使用されているデザインです。
5kg袋の上品なカラーリングを踏襲し、月夜に輝く重なり合った稲をイメージしてデザインされています。実物を見たことがある方は少ないかもしれませんが、HIBARIスタッフの間ではいちばん人気のデザインです。

味はもちろん細部までこだわってデザインされたHIBARI

今回は米袋にフォーカスしたコラムになりましたが、段ボールやリーフレットなどの資材はもちろん、WEBサイトやお客様対応までこだわり抜いて新潟産こしひかりHIBARIをお届けしています。
ただお米を売るのではなく、ストーリーや世界観を伝えること、そしてその先にある感動や未来のために日々最高を提供し続けます。