お米は動物との戦いでもある?!田んぼに侵入する動物たち。

こんにちは、新潟産こしひかりHIBARIの吉田です。田植えも終わり、田んぼに空が反射する綺麗な田園風景を眺めながら、HIBARIの田植え作業も無事終了しました。

今回のコラムは田んぼ作業のこぼれ話、田んぼと動物について紹介していこうと思います。

田んぼの近くに住む動物たち

山に近い田んぼで作業をしていると、たまに動物の足跡や姿を見る事があります。猪や猿や鹿などこれらの動物は稲や畑に被害を出すことのある動物たちです。

猪の被害

猪は畑の作物を食べるだけでなく、稲にも被害を出す事があります。それは、泥浴びです。
猪が川や田んぼに進入しゴロゴロと体に泥をつける行為です。
これは体についたダニなどの寄生虫を落としたり、汗腺がなく、汗のかけない猪が乾き難い泥を使って体温調節を行ったりしています。
被害にあった田んぼは稲が潰されダメになってしまうだけでなく、猪の独特の臭いがお米に写ってしまい、被害にあった田んぼはほどんど販売することができないなんてこともあるそうです。
山間部では田んぼを電気の通った柵で囲み猪の侵入を防ぐ、捕獲することで数を減らすなどの対策が取られているそうです。

猿の被害

猿に関しては田んぼに被害はほとんどありませんが、野菜、果樹などの被害が主です。去年、個人的に作っていたとうもろこしも食べ頃に猿によって食べられてしまいました。猿はとても頭もいいため、一度場所がわかってしまうと何回もやって来ます。結局、人間の食べるものはほとんど残っておらず、とても悲しい思いをしました。
対策としてはまず、柵をして猿が侵入できないようにすること、そして猿が餌とするものをなるべく減らすことが大事だそうです。

ツバメの恩恵

渡り鳥であり、日本で見られるツバメはフィリピンなど東南アジアで越冬し、春先に日本に渡って来ます。
よく家の軒下に巣を作っている姿を目にするのではないでしょうか?
ツバメは、農作物の生育上一番大切な時期に渡ってきて、大量に発生するガ、ウンカ、ユスリカ、シロアリなど人間や作物に害を与える昆虫を1日に数百匹捕って食べています。
人間の近くに巣を作り、その回りの農耕地の害虫を飛びながら捕ってくれるツバメは、益鳥の代表として大切にされてきました。

そんなツバメですが、巣が邪魔だからと安易に撤去してしまうのは、危険です。
ツバメなどの野鳥は法律により、都道府県知事の許可がなければ、卵やヒナがいる巣を壊すことは違法になります。 これに違反した場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられます。

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