令和5年もHIBARI米をお世話になりました
こんにちは、新潟産こしひかりHIBARIの吉田です。
今回のコラムが令和5年で最後となります。今回は今年のお米について書いていきたいと思います。
今年のお米
今年は、農家さんにとってとても大変な一年だったかと思います。ガソリンの高騰だけでなく、肥料に関しても高騰が続いています。
今年のお米をあげるのであれば、7月から8月にかけての猛暑についてです。7月下旬の梅雨明け後、降雨がほとんど無い期間が1ヶ月以上続き、8月の気温は全国で最も高くなりました。
7月から8月はお米にとって大事な時期になっています。7月には中干しを行い、稲に穂が実り始める時期です。そのためこの時期に降雨なく、高温に当てられた場合、お米へ直接影響が受けてしまいます。
お米の高温障害
稲は気温が30℃以上になると光合成ができず、十分にでんぷんをつくることができません。熱帯夜など夜まで気温が下がらない気象が続くと、稲が本来蓄えるべきデンプンを十分にため込むことができずにその隙間に空気が入り、全体が白く濁って見えるのだそうです。このような高温障害の影響を受けた米は、白く濁ったお米が多くなります。こういったお米を通称「シラタ」、正式には「粉状質粒」と呼ばれているお米です。その他にも小粒になったり、割れやすい脆いお米になりやすくなってしまいます。外観は一見悪く見えるものの、透明なお米だけで炊いたごはんを食べるのとほとんど味や炊きあがりが変わりません。ただし、白いお米はデンプンの割合が少ないため、白いお米が多い状態で炊くと柔らかめのごはんになるという特徴があります。
今年の美味しいお米の炊き方
粉状質粒(シラタ)は基本的に通常のお米と同じようにそのまま炊いて食べて構いませんが、以下の2つのポイントに注意するとより美味しく食べられます。
・透明なお米に比べて空気のすき間が多いので、強く洗いすぎると割れる可能性があるので要注意です。洗米時はあまり洗いすぎず優しく洗ってください。
・べちゃつくと感じる場合は、好みで1割くらい水を減らす。
白いお米は通常のお米に比べて柔らかくなりやすいので、白いお米が多いとごはんがべちゃつくと感じる人もいます。白いお米が多いごはんを炊くときは、お好みで水の量を少し減らして炊くと良いでしょう。
暑い夏の中、美味しいお米のために頑張る農家さんをHIBARIは応援しています。皆さんの今年のお米を様々な炊き方で味わってみてください。
ご挨拶
平素より、大変お世話になっております。今年も残すところ僅かとなりました。皆様方には、本年も格別のご支援とご協力を賜りましたこと深く感謝申し上げます。
来る年もさらなるサービス向上を目指し、より一層の努力をしてまいりますので、変わらぬご厚誼を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
弊社の年末年始の営業日についてご案内申し上げます。
・休業期間:2023年12月30日(土)~2024年1月3日(水)