米どころ新潟の田植えレポート!
こんにちは!
新潟産こしひかりHIBARIの武田です!
みなさんGWはいかがお過ごしでしたか。
最大で9連休の今年のGW。
長期休暇を利用して遠出された方も多いのではないでしょうか。
新潟ではGWになると一斉に田植えが始まる時期です。
コシヒカリの名産地、新潟県ではあちこちに田んぼがあるのでGWに県外から遊びに来られた方は田植えをしている光景をお目にされたのではないかと思います。
新潟産こしひかりHIBARIでも田植えを行いましたので、今回はその様子をご紹介したいと思います!
田植え前の代かき
こちらがGW以前の田植えをする前の田んぼ。
田植えをする前に、代かきという作業をすでに行っています。
代かきをすることで田んぼに水を張ったときに、田んぼ全体に均等に水が行きわたるように平らに整えることが出来ます。
代かきとは簡単に言えば田植え前の田んぼのコンディションを整える作業。
土を細かく砕きながらかき混ぜて稲が育ちやすいように土を柔らかくしていきます。
また、同時に土の中のガス抜きを行っています。
土の中にいる微生物たちは酸素吸ってガスを吐き出します。
このガスを放っておくと根が傷んでしまい、稲の生育に悪影響を及ぼしてしまいます。
土をかき混ぜることで土の中のガス抜きがなされて、逆に酸素が供給されます。
酸素が供給されることで土の中の微生物も呼吸をすることが出来るようになり、土の中の栄養を稲の養分に変えてくれる働きを活発化させます。
代かきは稲の成長をよくするためにとっても必要な作業なんですね。
代かきや田植えについては去年のこちらのコラムもオススメ!
>お米という漢字の由来は八十八の手間からできている?実は知らないお米の作り方!
田植え本番!
HIBARIの田植え作業はGW明けに行いました。
GW後半は雨となりましたが、GW明けは天気に恵まれ田植え日和!
しかしここ最近の新潟はGWでも暑い!
田植え機に乗り続けた工場長はたっぷりと日焼けしておりました。
田植え開始
田植えは田植え機によって行います。
苗を田植え機の後方にある苗のせ台にセットして出発!
苗はビニールハウスで丁寧に温度管理をして育った苗を使用します。
種から苗への成長はこちらでご紹介しています。
>新潟産コシヒカリのすじまき作業に密着!
田植え機を運転しながら進むにつれて後方の苗のせ台が動き、等間隔で苗を植えていきます。
植えつけのスピード自体は速いのですが、時速にすると10kgにも満たないほどの速さで進んでいきます。
この速度で広い田んぼに植え付けするのはものすごく時間がかかります。
新潟には兼業農家さんも多く平日には時間が取れない方も多いのでGWをフルに使って田植えをされる方も多いです。
田植え機の使用で効率的に労力を節約することができるようになったとはいえ、おいしいお米を作るために農家の皆さんはこうして時間をかけて農業を行っているんですね。
田植え前の事前打ち合わせ!
実は田植え前にルートを考えるのが重要!
田んぼって四角いイメージがありませんか?
でも実際は綺麗な四角形の田んぼばかりではないんです。
三角形の田んぼもあれば変形型の田んぼもあったりします。
なので事前の植え付けルートの打ち合わせが大事!
四角い田んぼでも端から順番に植え付けていくのが正解ではないんです。
ここでクイズ!
みなさんならこの田んぼをどうやって植えていきますか?
ポイントは出入り口を考えた効率的なルートを考えること!
※田植え機は1マスずつ進みます。
正解はこちら!
出入り口の奥の方まで移動してジグザグに植えた後、ぐるっと一周して出入り口に戻ってきましょう。
こんな風にお米農家の皆さんはたくさんの田んぼを持っているので、限られた時間の中でどうしたら効率的に田植えを出来るか考えています。
こうした農家さんの手間ひまを知って食べてみると少しいつもと違ったお米の味わいを感じることが出来るかもしれません。
農家さんがどんな工夫をしてお米を育てているのか。
もっと詳しく知ってみるのもいいかもしれません。
新潟産こしひかりHIBARIのファーマーズセレクトは、有機栽培にこだわった農家さんを週替わりでお届けしています。
それぞれの農家さんがどのようなこだわりを持ってお米を栽培されているのかなどは商品ページでご紹介しております!
そちらもぜひご一読下さい!